市場規模がどんどん大きくなっているプロテイン。プロテインと一口に言っても様々な種類があり、特徴も全然違います。大きく分類すると、動物由来のプロテインと、植物由来のプロテインがあります。
今回は動物由来のホエイプロテインとカゼインプロテインについてご紹介していきます。

ホエイプロテイン
「ホエイプロテイン」は、牛乳を原料としたプロテインです。ホエイプロテインには筋肉成分の多くを占めるアミノ酸が含まれており、体内への吸収が速いことが特徴で、筋肉量を増やしたい、またはキープしたい人におすすめです。

ホエイプロテインの種類
ホエイプロテインには、精製度合いによって「WPC（ホエイプロテインコンセントレート）」と「WPI（ホエイプロテインアイソレート）」に分かれます。

・WPC（ホエイプロテインコンセントレート）
乳清をろ過するためにフィルターを膜処理した後に出来る液体を凝縮し、その凝縮した液体を乾燥させたのがWPCとなります。WPCのタンパク質の含有量は80％以下です。
特徴としては、原料となる乳清に含まれるビタミンやミネラル等の栄養素をできるだけ多く残すことができ、WPIよりも値段は安めでコスト的にも優れています。

・WPI（ホエイプロテインアイソレート）
アイソレートはタンパク質含有率が高いのが特徴の一つです。WPCのタンパク質の含有量は約80％なのに対し、WPIのタンパク質の含有量はそれより多く約90%となります。
特徴としては、身体への吸収速度が早いことです。身体への吸収率が他のホエイプロテインと比べても断然良く、特にトレーニングの直後や寝起きなどに適しています。
また、WPCと比べると乳糖含有量が大幅に低く、乳糖不耐症(牛乳を飲むとお腹がゆるくなる)の方々にも安心して飲むことができます。

カゼインプロテイン
「カゼインプロテイン」は、牛乳の乳液が主な原材料です。牛乳から脂肪とホエイを取り除いたもので、牛乳に含まれるタンパク質のおよそ80%を占めます。
特徴としては、ホエイプロテインが約2時間で身体へ吸収されるのに対して、カゼインプロテインは約7～8時間かけてゆっくり身体へ吸収されていきます。
ダイエットをしている人の間食、運動をしない日のタンパク質の補給、就寝前に補給するのがおすすめです。